JR山田線(4)町も駅も破壊し尽くされた大槌

 車がトンネルを抜けると破壊された町が目の前に広がった。大槌川の手前海側の新港町では自衛隊が瓦礫の整理にあたっていた。その向こうに山田線の築堤から線路が斜めに落ち、切れているのが見える。大槌川橋梁の橋桁はすべて消失。東大地震研による津波の測定値は12.7mである。何もかもが破壊されている。
 町長以下町議会議員が行方不明になった役場は大槌駅のすぐ近くにある。駅舎は消失、跨線橋も形をとどめていない。


吉里吉里トンネルと大槌川橋梁の間にある築堤 撮影/編集部 5月1日


大槌川橋梁、橋桁はすべて消失した 撮影/編集部 5月1日


1982(昭和57)年頃の大槌駅 撮影/三宅俊彦氏


駅施設はほとんど破壊されていた 撮影/編集部 5月1日


下りホーム(写真左)にかたまっている鉄塊が跨線橋の残骸 撮影/編集部 5月1日


JR山田線 <投稿日:2011年07月04日>
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