小林秀雄賞
主催:一般財団法人 新潮文芸振興会 発表誌:「新潮」「考える人」
第23回 小林秀雄賞 受賞作品
夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす
講談社
授賞理由
「私」、宇宙、時間といった重い主題を、解像度の高い言語で解き明かし、読者を本書の外にひろがる思念へと誘い出す。最新の脳科学を通じて、息の長いストーリーを構築した点を評価する。 (文責・新潮文芸振興会事務局)
〔著者略歴〕
池谷裕二(いけがや・ゆうじ)
1970年、静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。2024年8月現在、東京大学薬学部教授。脳研究者。著書に『進化しすぎた脳』、『単純な脳、複雑な「私」』(ともに朝日出版社/講談社ブルーバックス)、『記憶力を強くする』(講談社ブルーバックス)、『脳には妙なクセがある』(扶桑社新書/新潮文庫)、『パパは脳研究者』(クレヨンハウス/扶桑社新書)など。
第23回 選考委員
第23回 賞規定
記念品及び副賞百万円
本賞は下記の規定により、自由な精神と柔軟な知性に基づいて新しい世界像を呈示した作品一篇に授与する。
一、選考の対象は、日本語による言語表現作品一般とする。ただしフィクション(小説・戯曲・詩歌等)は除外する。
一、第23回は、令和5年7月1日から令和6年6月30日までを対象期間とする。
一、選考委員/片山杜秀 國分功一郎 関川夏央 堀江敏幸 養老孟司(五十音順)
過去の受賞作品
- 夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす
- 音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日