ホーム > 書籍詳細:都と京

都と京

酒井順子/著

539円(税込)

発売日:2009/03/02

  • 文庫
  • 電子書籍あり

東京、京都、どうしてこんなに違うのか? 長年京都に住んでいる私が、このエッセイによって、改めて京都の魅力にうっとりしてしまった。愛から理解が生れる。――瀬戸内寂聴

狭い土地で千年続く歴史から生まれた「しきたり」と共存する「京都」。新しいものをどんどん取り入れて新陳代謝を繰り返す「東京」。日本のふたつの「みやこ」と、そこに生きる人間のキャラは、どうしてこんなに違うのか? 東女(あずまおんな)が、異文化「京都」に出会って以来の発見・疑問・驚きを、「言葉」「節約」「神仏」「若者」「敬語」「女」など、19の観点から鋭く考察した比較文化エッセイ。

目次
はじめに みやこ人と都会人
言葉 いけずと意地悪、もっさいとダサい
料理 薄味と濃い味
節約 始末とケチ
贈答 おためとお返し
[コラム] 平安京体感・朱雀大路を歩く
高所 比叡山と東京タワー
祭り 祇園祭と高円寺阿波おどり
流通 市場(イチバ)と市場(シジョウ)
神仏 観光寺院と葬式寺院
[コラム] 京都・同業者町の愉しみ
大学 京都大学と東京大学
書店、喫茶店 恵文社とabc
若者 町家カフェとスターバックス
文学 綿矢りさと金原ひとみ
[コラム] なぜ人は京都で殺されるか 二時間ドラマ考
宿 俵屋とコンラッド
交通 電車と電鉄
サービス 「おいでやす」と「いらっしゃいませ」
土産 八ツ橋とごまたまご
[コラム] 京都、旅の豆知識
敬語 「はる」と「らっしゃる」
田舎 冷泉家とヒルズ族
女 京女と東女
あとがき
主要参考書籍
解説 佐藤優

書誌情報

読み仮名 ミヤコトミヤコ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 304ページ
ISBN 978-4-10-135119-3
C-CODE 0195
整理番号 さ-23-9
ジャンル エッセー・随筆
定価 539円
電子書籍 価格 539円
電子書籍 配信開始日 2020/03/20

著者プロフィール

酒井順子

サカイ・ジュンコ

1966(昭和41)年東京生まれ。高校時代より雑誌「オリーブ」に寄稿し、大学卒業後、広告会社勤務を経てエッセイ執筆に専念。2003(平成15)年に刊行した『負け犬の遠吠え』はベストセラーとなり、講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞を受賞。古典作品にまつわる著書も数多く、『枕草子』の現代語訳も手がけている。他の著書に『枕草子REMIX』『女流阿房列車』『紫式部の欲望』『ユーミンの罪』『地震と独身』『子の無い人生』『百年の女』『家族終了』『日本エッセイ小史』などがある。

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

酒井順子
登録
エッセー・随筆
登録

書籍の分類