JR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」が、今年10月15日に運行開始されます。日本の鉄道史上でももっとも豪華な列車が走り出すのに合わせて、「日本鉄道旅行地図帳」九州・沖縄を4年ぶりに大改訂します。「ななつ星in九州」の紹介のほか企画記事を全面的に刷新、地図も新幹線の開業、新駅・改称のほか、市町村名の改名などに対応しています。発売は10月10日(予定)です。
『日本鉄道旅行地図帳』九州沖縄大改訂版の取材2日目の午後は久留米周辺の駅巡りをしました。2車線の道を走っていると左に写真のような建物が目に入りました。こんなところに駅はないはずだが......、どうもお店のようです。「ちょっと、休んでいきますか」ということで駐車場に乗り入れました。オニオンというハンバーグチェーンの建物で、移築とかではなく、新築だそうです。
▲駅のようなハンバーグ店
こういうお店が生活圏にあれば、趣味の会合にちょうどいいのになあ、などと考えながら、コーヒーとチーズケーキをいただきました。
九州取材の2日目は、猛湿気の中、佐賀から佐賀線の廃線跡に沿って南下しました。佐賀線は佐賀と瀬高を結ぶ路線で、昭和62年3月に廃止になりました。佐賀県と福岡県の県境に流れる筑後川には、佐賀線の名を不滅にしている、昇開橋として有名な筑後川橋梁があります。線路はありませんが、遊歩道として整備されていて、今も渡ることができます。
7月は地味な路線ばかり訪ねることになりました。成田線成田~我孫子、東北本線黒磯~宝積寺、日光線、水戸線。そして今週は筑肥線を訪れました。『日本鉄道旅行地図帳』九州沖縄編(9月刊行予定)の取材で、『百駅停車』の筆者杉﨑さんと佐賀県内の駅を巡礼。駅の専門家に解説してもらいながらの旅は、取材とはいえ、とても楽しい旅となりました。
7月に入って、この秋から運行されるJR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星in 九州」の車両が、工場から相次いで九州に回送されました。新しい車両は、常にファンから注目されます。しかも今回は機関車も客車も厳重にラッピングされて回送されました。ただでさえ超豪華列車として話題になっているのに、その姿がはっきりとわからないので、焦らされて、ますます想像をかきたてられます。