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『小説の家』刊行記念トーク 阿部和重×古川日出男×山崎ナオコーラ×青木淳悟×福永信 7時だョ!小説の家に全員集合
阿部和重×古川日出男×山崎ナオコーラ×青木淳悟×福永信 7時だョ!小説の家に全員集合
福永信さんが編者となり、構想から足掛け6年を経て生まれたアンソロジー『小説の家』。驚くなかれ総勢12名の豪華執筆陣、ただの小説アンソロジーではありません!
すこしご紹介すると、読み進めていくほどに文字が模様に浸食されていく円城塔「手帖から発見された手記」、自身が初めてトライした挿絵と共に物語を綴る山崎ナオコーラ「あたしはヤクザになりたい」、街の風景に言葉が描き出されていく最果タヒ「きみはPOP」、挿絵が学習マンガのような青木淳悟「言葉がチャーチル」、おそらく史上初!? コミPo!で書かれた小説となった長嶋有「フキンシンちゃん」。さらには、瀬戸内海のあるアートの島を舞台にした阿部和重「THIEVES IN THE TEMPLE」は、なんと真っ白いページに文字が浮かびあがって語られ、現代美術作家・近藤恵介と共作した古川日出男「その屋敷を覆う、覆す、覆う」はブックインブック風の体裁を伴うなど、小説とアート、詩、マンガ、演劇の境界を越え、時空をも超えて生まれた前代未聞のアンソロジーとなっています。
その刊行を記念して、執筆者の阿部和重さん、古川日出男さん、山崎ナオコーラさん、青木淳悟さん、そして編者の福永信さんに、この本がどのようにしてできたのか、お話しいただきます。この5人が一堂に会するのは、これが初めて! 執筆陣「全員」ではないけれど、この貴重な機会をぜひお聴き逃しなく! また、イベント終了後には、サイン会ならぬハンコおし会も予定しているので、こちらもどうぞお楽しみに!
※当日イベント後に、阿部さん、古川さん、山崎さん、青木さん、福永さんによるハンコおし会を行います。なお、対象書籍は『小説の家』に限らせていただきます(ごめんなさい!)。本は会場でも販売いたします。
開催日時 | 2016年7月29日(金) 19:00〜20:30 |
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会場 | la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko 東京都新宿区矢来町67 |
URL | 詳細はホームページをご覧ください。 |
備考 | ※ご購入いただいたチケットの、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。 ※開場は開演の30分前です。 |
著者紹介
阿部和重アベ・カズシゲ
1968(昭和43)年山形県生れ。1994(平成6)年『アメリカの夜』で、群像新人文学賞を受賞し、デビュー。1999年『無情の世界』で野間文芸新人賞を、2004年『シンセミア』で伊藤整文学賞と毎日出版文化賞を受賞。2005年『グランド・フィナーレ』で芥川賞を受賞した。2010年『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞。他の作品に『インディヴィジュアル・プロジェクション』『オーガ(ニ)ズム』などがある。
古川日出男フルカワ・ヒデオ
1966年、福島県郡山市生れ。1998年『13』でデビュー。2002年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞、日本SF大賞、2006年『LOVE』で三島由紀夫賞、2015年『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞、2016年には読売文学賞を受賞。戯曲『冬眠する熊に添い寝してごらん』(2014)ならびに「ローマ帝国の三島由紀夫」(2018)は岸田國士戯曲賞の候補となった。2022年には、全巻の現代語訳を手がけた『平家物語』(2016)がTVアニメとして放送され、続く『平家物語 犬王の巻』(2017)も同年に劇場アニメとして公開された。他の著作に『聖家族』『馬たちよ、それでも光は無垢で』『ミライミライ』『曼陀羅華X』『の、すべて』など。アメリカ、フランス、イタリア等、多数の国で翻訳され、海外での評価も高い。
山崎ナオコーラヤマザキ・ナオコーラ
1978(昭和53)年、福岡県生れ。埼玉県育ち。國學院大學文学部日本文学科卒業。卒業論文は「『源氏物語』浮舟論」。2004(平成16)年、会社員をしながら書いた「人のセックスを笑うな」が第41回文藝賞を受賞し、作家デビュー。著書に『人のセックスを笑うな』『浮世でランチ』『カツラ美容室別室』『論理と感性は相反しない』『長い終わりが始まる』『男と点と線』『モサ』(荒井良二氏との共著)『「『ジューシー』ってなんですか?」』『あたしはビー玉』『ニキの屈辱』『この世は二人組ではできあがらない』『昼田とハッコウ』『美しい距離』、エッセイ集に『指先からソーダ』『男友だちを作ろう』などがある。目標は「誰にでもわかる言葉で誰にも書けない文章を書きたい」。
青木淳悟アオキ・ジュンゴ
1979年埼玉県生まれ。2003年「四十日と四十夜のメルヘン」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2005年、同作を収めた作品集『四十日と四十夜のメルヘン』で野間文芸新人賞を受賞。2012年『私のいない高校』で三島由紀夫賞受賞。他の著書に『いい子は家で』『このあいだ東京でね』『男一代之改革』『匿名芸術家』『学校の近くの家』がある。
福永信フクナガ・シン
1972年、東京生まれ。1998年、「読み終えて」で第1回ストリートノベル大賞を受賞してデビュー。2015年、第5回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。著書に『アクロバット前夜』(2001/新装版『アクロバット前夜90°』2009)、『コップとコッペパンとペン』(2007)、村瀬恭子との共著に『あっぷあっぷ』(2004)『星座から見た地球』(2010)、『三姉妹とその友達』(2013)などがある。