新潮文庫にはディズニーリゾート関連本がいくつかあります。以下、順に紹介して参りましょう。
まずは、TDR研究会議『ディズニーリゾート150の秘密』です。TDR研究会議さんがガンガン雑学を集めた名著です。最初は『ディズニーランド101の謎』(TDL研究会議著)として、「新潮OH!文庫」で出たのですが、その後、「ディズニーシー」の雑学も増補して、表題の書名になりました。「東京ディズニーシーは実はアメリカのボツ企画だった/絶対に別の場所で同時出演しないミッキー驚異のスケジュール管理の真相」などなど、どうやって調べたのかちょっと怖いようなディープな雑学が満載の一冊です。
1979年、『非合法員』で作家としてデビュー。以降、日本の冒険小説をリードし続けてきた、船戸与一さん。早大探検部で鍛えたフットワークで、アジア、アメリカ、アフリカ……、世界各地を精力的に取材、さまざまな小説を世に送り出しました。苛烈なほどのリアリズムと浪漫をあわせもった作風から、「唯一無二の作家」という評価を受け、熱烈な読者を有しています。
船戸さんが最後に挑んだのは、アジア近代史に巨大な存在感を示す「満州国」。中国東北地方に日本人が建てた、空前絶後の巨大国家です。関東軍により起こされた満州事変の翌年、1932年3月1日、長春改め新京を首都として、元首に清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀を据え、この国は建国されました。
7月31日に畠中恵さんへの質問大会と柴田ゆうさんの原画展が開催されます! 場所は神楽坂の新スポットla kagu(ラカグ)2階のレクチャースペース「soko」!
最新刊『なりたい』のお話はもちろん、病弱若だんなのあんなこと、妖(あやかし)たちのこ~んなことなど、最新『しゃばけ』ワールドを大解剖! また、これまで『しゃばけ』シリーズの書籍や関連グッズで使用した、柴田ゆうさんの原画を展示・販売しちゃいます。もちろん、すべて超貴重な一点モノ!! 会場では、夏祭り限定「しゃばけラムネ」もお買い求めいただけますよ。しゃばけファンのみなさまに向けた、一夜だけの集いです。
そして、翌日の8月1日は、同じくla kaguにて「新潮社プレゼンツsoko夏祭り」が開催されます! 畠中恵さんにご参加いただくのは、作家のチャリティマーケット。なんと、これまでのしゃばけグッズを全部まとめて出品していただきます。たくさんのご来場をお待ちしております。どうぞお楽しみに! きゅわ!!
→詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
7月31日 19時~ 畠中さんへの質問大会&柴田ゆうさんの原画展開催
→http://peatix.com/event/98849/
8月1日 新潮社プレゼンツsoko夏祭り
→http://lakagu.tumblr.com/post/123450830156/7-31-8-1-soko
新潮文庫創刊100年の節目に刊行を開始した新潮文庫nexは、今年9月で1周年を迎えます。
「キャラクター」と「物語」「文学」の融合を掲げた新潮文庫nexは、この1年で書き下ろし作品を中心に約40点の小説を刊行しました。
では、一年間で、最も読者を惹きつけた作品は、どれか――。
このシンプルかつ根源的な疑問に応えるべく、新潮文庫nexは「総選挙」を開催いたします。
総選挙上位となった「選抜作品」は、9月に書店で行われる「新潮文庫nex総選挙フェア」にて、大きく店頭展開されます!
新潮文庫が創刊された1914年から2013年までの100年間に発表された短編を池内紀(ドイツ文学者)・川本三郎(評論家)・松田哲夫(編集者)の三人が渉猟し、「これぞ永遠の名作」「こんな傑作があったのか」と思われる短編を厳選し、全10巻のアンソロジーにまとめました。
神楽坂に誕生した新業態の商業施設「la kagu」で催されたイベントでは、
大作家や文学史に残るような作家の外せない作品を並べながらも、読者にとっての「発見」を大事にし、マイナーで「掘り出し物」と思えるような、現代ではなかなか読むことのできない貴重な作家の作品を盛り込んでいる、
と明かされました。
来場した読者からはどのような作品が選外として漏れたのか気になるとの声もあがり、