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新潮文庫メールマガジン アーカイブス

 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 10月新刊で、話題作『ふがいない僕は空を見た』がいよいよ文庫化されました。
 本書は窪美澄さんのデビュー作であるにもかかわらず、読者の圧倒的な支持を得て、本屋大賞第2位に輝き、さらには山本周五郎賞を受賞。まさに人気と実力を兼ね備えた、幸運な傑作なのです。

 そして11月には、本書を原作とした映画「ふがいない僕は空を見た」も公開! こちらもタナダユキ監督の演出も冴え渡る、大変見ごたえのある力作です。何と言っても、演技派女優、田畑智子さんと、若手実力派俳優、永山絢斗さんの、全裸もいとわぬラブシーンには息を呑みました……。あまりにも、原作に忠実だったのです。

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2012年10月10日   今月の1冊


 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 7月から放送され、BS時代劇初回の最高視聴率を獲得した「薄桜記」。目の肥えた時代劇ファンの熱狂的な支持を受け、最終回を迎えたばかりの同ドラマが、異例の速さでNHK総合に再登場します。(10月18日午後8時より毎週木曜日、全11回)

 原作は新潮文庫の『薄桜記』(五味康祐)。旗本随一の遣い手と言われながらも左腕を失い浪人となった丹下典膳(山本耕史)と、高田馬場の敵討ちで有名な堀部安兵衛(高橋和也)の二人の剣士の友情、そして典膳の元妻千春(柴本幸)をめぐる悲恋の物語です。

 名作の誉れ高い「薄桜記」を見逃した方はチャンスです。もちろんもう一度観たいという人も、『薄桜記』を読んで、物語のさらなる深みをご体感あれ!

(K・Y)

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2012年10月01日   お知らせ



 男性にとっては気になる女性の本音。
 女性にとっては気づいてほしいと思っている本音。
 知るのは怖いけど、知っておくと為になる、男のためのちょっと複雑で愛おしい女性の本音がわかる本、6冊をご紹介します。


男脳と女脳の違いを知れば、恋の達人になれる!


恋愛脳―男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか―
黒川伊保子

男女の脳は仕組みが違う。だからものの感じ方も見方も違う。男が愛してると言えば、必ず君のもとに戻るという意味。でも女には、これからずっと最優先で君のことを考えると聞える。だから黙って夕食をすっぽかした夫に妻はひどく傷つき、ちゃんと帰ったのに非難された夫は戸惑う。最先端の脳科学とAI(人工知能)の知識を駆使して男女の機微を探るユニークな書。『LOVE BRAIN』改題。

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男女の思考・行動の違いを、ユーモラスにわかりやすく解説!


この人と結婚していいの?
石井希尚

男はウルトラマン、女はシンデレラ──結婚カウンセラーとして数多くのカップルの問題を解決してきた著者が、男女の思考・行動の違いを、ユーモラスにわかりやすく解説!「結婚したら夫が急に無口に……」「突然怒ったり泣いたりする彼女が理解できない」「性生活が不一致で……」など、心当たりはありませんか? 結婚前は勿論、倦怠期、破局寸前の夫婦にも効き目抜群の“愛の処方箋”。

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2012年09月20日   文庫セレクト


 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 NHKドラマにもなった「ハゲタカ」シリーズ、原発の全電源喪失事故を予言していたと騒がれた『ベイジン』、山田風太郎賞と直木賞に続けてノミネートされた『コラプティオ』。真山仁さんの作品には、出版されるたび、いいニュースと悪いニュースがセットで出てきます。いいニュースは「面白い!」、そして、悪いニュースは「長い!」。

『ハゲタカ』『ハゲタカ2』『レッドゾーン』の3部作や『ベイジン』はそろって上下2巻。『コラプティオ』や『マグマ』(これもドラマ化)、『虚像の砦』も1冊本ながら、みなブ厚いのです。

 いずれも「面白い!」ことは間違いないゆえ、その面白さに長く浸っていられる「長い!」という特徴は本来、素晴らしいニュースなのですが、でも、やっぱり困るときには困る。ページを繰り始めたら止まらず、仕事も食事も風呂も睡眠も後回しになって、ラストまで一気に読了させられてしまうのです。

 そういう“真山仁被害者の会”会員、あるいは入会検討中のあなたに、いいニュースと、もっといいニュース--新潮文庫の新刊『プライド』は、いつものように面白い! そして、いつものようには長くない!

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2012年09月10日   今月の1冊


 Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。

 ご存知「本屋大賞」と結婚情報誌「ゼクシィ」が共同で行った「突然 愛を伝えたくなる本」大賞に、桜木紫乃さんの『ラブレス』(単行本)が選ばれました。全国の書店員さんがノミネートした10作品の中から、「全部がここにある」「覚悟の1冊」「人の人生観を変える本」などの評を集めての大賞受賞です。

「ぶっちぎりで記憶に残る」傑作の内容は、ぜひこちらでご確認を。

「波」2011年9月号「もはや“悪魔的”。なんという小説なんだ……。」(村上貴史)

 また今回、『センセイの鞄』川上弘美/著、『卵の緒』瀬尾まい子/著、『陽だまりの彼女』越谷オサム/著の新潮文庫作品も同賞にノミネートされました。10作品中4作品が新潮社の作品ということになります。

(K・Y)

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2012年09月03日   お知らせ