Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。
今回のYonda?アンケートでは、「いま、おすすめの作家 読者投票2013!」と題しまして、皆さんがおすすめの作家を広く募集しています。
あなたの読書人生において、決して外すことのできない作家さん3名を必ず記入の上、ご応募ください。
そして今回はプレゼントも大盤振る舞いです。超レアな「Yonda?図書カード」3,000円分が抽選で10名様に。そして書店用のYonda?エプロンも10名様に当たります。応募締切は2013年8月31日(土)です。皆さんの奮ってのご参加、お待ちしております。
生ビール片手にプロ野球を観るのが楽しみな方や白球を追いかける青年達の勇姿に胸熱くさせられる方にオススメしたい野球本があります。
まず、紹介したいのは、松井秀喜さん自身が「ワタシの一行」プロジェクトで取り上げた『甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実―』。
この本は、1992年夏、星稜vs明徳義塾――高校野球史上に今なお“事件”として記憶される松井秀喜5連続敬遠の真実を丹念に追ったノンフィクションで、松井秀喜さんはこの本の中から「両校の野球観の違いの背景にあったもの。それは、野球に純粋だったのか、勝負に純粋だったのか、その違いだった。」という一行を選びました。
その他、2007年に無名の公立校だった「佐賀県立佐賀北高等学校」が全国制覇を成し遂げる漫画のようなストーリーの舞台裏を知ることができる本があり、野球ファンならずとも興味深く読めると思います。
また、知性派のエース桑田真澄さんや数々の伝説と記録を打ちたてた江夏豊さんなど、プロ野球選手が綴った本。ベーチェット病と闘いながら野球を続ける柴田章吾選手、メジャーで活躍するイチロー選手に密着した本が揃っていますので、ご興味ある方は是非お手にとって頂ければと思います。
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あの敬遠から始まった、球児たちの苦悩と葛藤。気鋭のノンフィクションライターが描く、熱過ぎる夏の裏側。ミズノスポーツライター賞受賞。
「甲子園なんてこなければよかった」──。球史に刻まれた一戦、1992年夏、星稜vs明徳義塾。松井との勝負を避けた明徳は非難を受け、試合をきっかけに両校ナインには大きな葛藤が生まれた。あれから15年、自らの人生を歩みだした監督・元球児たちが語る、封印された記憶。高校野球の聖地で、彼らは何を思い、何が行われたのか。球児たちの軌跡を丹念に追ったノンフィクション。
●中村計『甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実―』
Yonda?Mailを読んでくださっている皆さん、こんにちは。
今回は、記念すべき第一回河合隼雄物語賞を受賞された西加奈子さんの最新の文庫『白いしるし』をご紹介します。
皆さんは「ああああああ。」と声に出して叫びたくなるような恋愛をしたことはありますか?
この物語の主人公、夏目は売れない絵を描いて暮らす32歳♀。人を好きになるたび思いっきりのめりこんで、手痛い失恋を重ねた結果、しばらく恋を遠ざけていました。
けれど、友人の瀬田に誘われて行った間島くんの個展で、彼の絵を見た瞬間、すこーんと心を持っていかれてしまいます。走り出した夏目は間島まっしぐら。少しずつ近づく二人の距離。
ところが夏目の恋には、大きな大きな障壁がありました。それは――
Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。
新潮文庫の新たな試みである「ワタシの一行」は、心に残った一行を記録し共有する「本の新しい楽しみ方」。俳優、声優、お笑い芸人、学者、作家、政治家、スポーツマン、ミュージシャンなど、各界の著名人が「ワタシの一行」を公開しています。「えっ、あの人がこの本を?」「やっぱりあの人らしい一行」と、驚いたり共感したり。
でも貴方はただの観客ではありません。本が好きな人なら誰でもプレーヤーとして参加できるのが「ワタシの一行」なのです。
あなたが大好きなあの本の、最高に感動したその一行を発信する。あるいは見知らぬ人が綴った一行への想いを共有する。そこに新たな読書ライフが始まります。ぜひ貴方も「ワタシの一行」への扉を開いてみてください。
数学と聞いただけで逃げ出したくなる貴女も、物理と聞いただけでトラウマが蘇る貴兄も。「社会に出てから加減乗除以外使ったことはない」と強がってはいても、心のどこかで自分も理系脳だったらなあと思ったことはありませんか?
ヒッグス粒子、ABC予想、iPS細胞、MERS等々。新聞記事を読んでも分からず、何が分からないかもよく分からない。いや、たぶん記事を書いてる記者だって、完全には分かってないのでしょう。
かといって理系の人の言葉は専門家同士の符丁に満ちていて、そもそも文系に分かってもらおうとしていない。まるで理系と文系の間には深くて暗い川があるかのようです。
そんな川に我々が舟を漕ぎ出さなくとも、橋を架け、向こう岸へ渡らせてくれる人たちがいます。文学に名訳者がいるように、「理」を「文」に通訳できる達人が、ごく稀にいるのです。
深く理解した「理」の世界を、平易な言葉で「文」の民に伝える。本当に分かっているから彼らの言葉は明快だし、ジャーゴン(専門用語)に頼ることもない。そんな素敵な“通訳者”たちが新潮文庫には揃っています。理系に対するコンプレックスをしばし忘れ、読み進めれば思わず「エウレカ!」と叫びたくなる新潮文庫のラインナップです。
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『博士の愛した数式』副読本。「数学者たちが生涯を賭けて求めたのは、たった一行の真理だった」小川洋子さん推薦。
17世紀、ひとりの数学者が謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」以後、あまりにも有名になったこの数学界最大の超難問「フェルマーの最終定理」への挑戦が始まったが――。天才数学者ワイルズの完全証明に至る波乱のドラマを軸に、3世紀に及ぶ数学者たちの苦闘を描く、感動の数学ノンフィクション!
●サイモン・シン 青木薫『フェルマーの最終定理』