10月12日、全国公開される映画「陽だまりの彼女」は、「再会愛」がテーマです。
主人公・浩介(松本潤)は、淡い恋心を抱きながら離れ離れになった中学の同級生・真緒(上野樹里)と、仕事先で10年ぶりの再会を果たす。たちまち2度目の恋に落ち、結婚まで決めた二人だったが、真緒には誰にも言えない“不思議な秘密”があった。二人の一途な愛と絆がその秘密を乗り越えた時、物語は奇跡のハッピーエンドへと走りだす……。
“不思議な秘密”はともかく、こんな奇跡の「再会愛」が、世の中のどこかで今日も生まれているはず。「営業先で小学校の同級生と再会、3年の交際を経て今は夫婦です」「初恋の相手をfacebookで発見、何度かメールするうちに、付き合うことになった」「高校時代に3ヶ月だけ付き合った元カレのメアド変更メールに何気なく返信したら、そこから交際に発展、昨年結婚しました」……映画公開を機に、そんなエピソードを大募集します! 家族や友人のお話でも結構です。素敵な「再会愛」を是非ご紹介ください。
ご投稿者の中から、5名様に図書カード2000円分をプレゼント。新潮社のWebサイトや雑誌で紹介させていただく場合には必ず事前にご相談し、別途、謝礼を差し上げます。
【ご応募はこちら↓から】
「やられたら、やり返す! 倍返しだ!」
池井戸潤原作のドラマ「半沢直樹」が大ヒット中!
型破りのバンカー(銀行員)・半沢直樹が組織ぐるみの陰謀や上司による裏切りに立ち向かい、非道な奴らを窮地に陥れる姿にスカッとさせられる。
バブル期以降、日本経済が減衰するにつれ職場環境も悪化の一途を辿り、中にはブラックと称される企業すら出てくる始末。閉塞的な職場に絶望感を抱く多くの会社員たちにとって、半沢直樹の「倍返し」は遠山の金さんの啖呵のように悪を裁き、我々の溜飲を下げる「決めゼリフ」になっているのではないでしょうか。
今回は、半沢直樹が苦悩と葛藤の末に倍返しする姿に、心揺さぶられ、勇気を与えられた「半沢直樹」ファンにおすすめしたい、不屈の魂を持つヒーローを描いた小説をご紹介します。
腐敗した組織や上司からの圧力に負けず、信念を貫き通し、権力に屈しなかった男たちは、半沢直樹だけじゃない! 力強く、勇ましい会社員のヒーローはここにもいる!
国税当局の横暴と闘い続け勝利した税理士の生涯! |
国家権力は、かくも抗う者に牙を剥くのか!
権力は、抗う者には容赦なく牙を剥く──。税理士・飯塚毅は、中小企業のためにとった税務手法を否定され、当局を相手に訴訟を起こした。だが、横暴な大蔵キャリア官僚は、それを許しはしない。メンツのためだけに、飯塚の顧客へ理不尽な税務調査が行われ、さらに彼の事務所には検察の捜査までもが及んだ。それでも男は権力と闘いつづけるのか。生きる勇気を与える、実名経済小説。
不撓不屈〔上〕
高杉良/著 |
不撓不屈〔下〕
高杉良/著 |
Yonda?Mailを読んでくださっている皆さん、こんにちは。
今日は星新一さんの新刊『つぎはぎプラネット』をご紹介します。
SFを中心に、生涯に1000以上もの作品を作り、“ショートショートの神様”と呼ばれた、星新一さん。皆さんも、きっと何編かは読まれたことがあるのではないでしょうか。なかには「出ている作品は全部読んだ!」という、大変なファンの方もいらっしゃるかもしれません。
新潮文庫だけでも実に累計3100万部を超え、今なお幅広い読者に愛され続けている星作品ですが、没後16年となる今年は、理系的発想に基づいた物語を一般公募する文学賞「星新一賞」(主催:日本経済新聞社)が創設され、作家・星新一がさらに幅広い注目を集めています。
さて、それでは9月新刊『つぎはぎプラネット』の内容をご紹介します。本作は、文庫初収録の知られざる名短編、名ショートショートや奇想天外でシニカルなSF川柳を集めた、ファン垂涎の作品集です。
SF川柳は、もとは小松左京さんや筒井康隆さんといった超豪華な顔ぶれで、雑誌「SFアドベンチャー」(徳間書店)の編集部が開いた座談会中に、著者が次々と発表したもの。しかも、その雅号はなんと「笑兎(ショート)」!
Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。
7月20日に公開されたスタジオジブリのアニメ映画「風立ちぬ」。巨匠宮崎駿監督5年ぶりの長編、しかも“宮崎駿の遺言”なんて煽られたら、見逃すわけにはまいりません。さっそく観てきました。
(以下、「風立ちぬ」のネタバレありです。ご注意を)
1930年代に青春を送った二人の人生をごちゃまぜにして「風立ちぬ」を作ったと、宮崎監督は明言しています。
そのうちの一人は零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の設計主任として高名な堀越二郎技師です。旧家に生まれ育った主人公堀越少年の「美しい風のような飛行機を造る」という夢から、映画「風立ちぬ」は始まります。
もう一人が文学者の堀辰雄です。その代表作『風立ちぬ』は、堀辰雄の実体験から生まれた小説。結核に冒された婚約者とそれに付き添う作家が高原のサナトリウムを舞台に、残されたわずかな時間を共に生きた美しくも悲しい恋愛小説です。この物語が映画「風立ちぬ」後半の骨格となっています。
朝吹真理子さんの初文庫が登場です。西村賢太さんの『苦役列車』とともに芥川賞を同時受賞した『きことわ』、いよいよ文庫刊行となりました。
文庫化を記念して、8月20日(火)には、ジュンク堂池袋本店にて漫画家・しりあがり寿さんとのトークショー「世界の理の『ほんとう』が顕れる瞬間を書く、ということ。」が開かれます!
小説家と漫画家。普段は交わることのない二人が織り成す「書く」ことにまつわる越境トーク。トークショーは、後日、動画にもアップされますので、みなさんお見逃しなきよう!