Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。
長年この仕事をしていてもびっくりするほど、唐突に売れ出す文庫作品があります。しかも書店の平台に並んでいる新刊ではなく、棚に1、2冊入っているだけの既刊の文庫が、ある日を境にそれまでの数十倍から数百倍の勢いで売れ始めるのです。
新聞に書評が載る、あるいは「王様のブランチ」で紹介されるというように、事前の情報が入っていれば思い悩むことはありません。ところが発行から数年、下手をすると数十年経った本が、何の前触れも無く突如売れ出すことがあるのです。これは最早ミステリー?
最近の例を挙げますと、泡坂妻夫さんの『しあわせの書―迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術―』が、11月6日になって突然に売れ出しました。一体何故? その原因を探ってみると……。
松本潤さん&上野樹里さんの主演で、大ヒット街道驀進中の映画「陽だまりの彼女」。「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」のキャッチフレーズでベストセラーとなった越谷オサムさんの原作も、ついに100万部を突破しました!
そんな絶好調の越谷さんの待望の新刊『いとみち』が、今月の新潮文庫に登場です!
『陽だまりの彼女』のヒロインは、きれいで仕事が出来て、でも不思議な秘密を持っている真緒。『いとみち』の主人公、相馬いとも、とてもかわいい女の子なのですが、いろんな弱点があって……。
Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。
新潮文庫では現在、「第2回ワタシの一行アワード」を開催中。
今回は、刊行中のすべての新潮文庫が対象です。11月30日までに投稿された「一行」の中から編集部が大賞・優秀賞を厳選。受賞者には黄金色に輝くオリジナル図書カードをプレゼントします。
【詳しくは↓↓↓こちら↓↓↓まで。】
「ワタシの一行」プロジェクトでは、Facebookページも随時更新中。是非ご覧いただき、「いいね!」をお願いします。
Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。
青豆と天吾が10歳のとき出会い、20年後に再会する『1Q84』が究極の「再会愛」ならば、現在大ヒット公開中映画の原作『陽だまりの彼女』も、まさしく「再会愛」の物語。
映画で嵐の松本潤が演ずる主人公浩介は、中学のとき淡い恋心を抱きながらも離れ離れとなった真緒(上野樹里)と10年ぶりに再会する。2度目の恋に落ち、結婚を決めた二人だが、真緒には誰にも言えない“不思議な秘密”があった。二人の一途な愛と絆がその秘密を乗り越えたとき、物語は奇跡のハッピーエンドへと走りだす……。
先日、皆さんの「再会愛エピソード」をYonda?Mailでも募集しました。上手くいかなかったカップルもあれば、再会後25年経った今でも夫婦ですという方もいたり。エピソードを読ませていただくと、偶然の再会があたかも必然のようにも思えてきました。甘酸っぱい記憶に彩られた「再会愛」は、まさしく文学の普遍的なテーマの一つではないでしょうか。
「再会愛」なぞしたことがないと仰る貴方のために、今月は「再会」がキーワードとなる新潮文庫をセレクトしてみました。
「浅草キッド」の“玉ちゃん”こと玉袋筋太郎さん。お笑い芸人として過激なネタに身体を張る一方で、NHK「あさイチ」のコメンテーターやラジオのパーソナリティとして幅広い層に親しまれる顔もあり。そんな、多方面で活躍する玉ちゃんが手がけた初の小説『新宿スペースインベーダー―昭和少年凸凹伝―』が、このたび新潮文庫化されました。
「お笑い芸人の小説でしょ?」とナメてはいけません。なんとこの文庫に解説を寄せてくださったのは、あの話題の芥川賞作家なのです。それは誰かと言うと……。