コンビニ外国人
836円(税込)
発売日:2018/05/17
- 新書
- 電子書籍あり
なんでこんなに多いの? 実は世界第5位の外国人労働者流入大国! そのカラクリと彼らの本音。
全国の大手コンビニで働く外国人店員はすでに4万人超。実にスタッフ20人に1人の割合だ。ある者は東大に通いながら、ある者は8人で共同生活をしながら――彼らはなぜ来日し、何を夢見るのか? 「移民不可」にもかかわらず、世界第5位の「外国人労働者流入国」に日本がなったカラクリとは? 日本語学校の危険な闇とは? 丹念な取材で知られざる隣人たちの切ない現実と向き合った入魂のルポルタージュ。
書誌情報
読み仮名 | コンビニガイコクジン |
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シリーズ名 | 新潮新書 |
装幀 | 新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 新書、電子書籍 |
判型 | 新潮新書 |
頁数 | 224ページ |
ISBN | 978-4-10-610767-2 |
C-CODE | 0236 |
整理番号 | 767 |
ジャンル | 政治・社会 |
定価 | 836円 |
電子書籍 価格 | 836円 |
電子書籍 配信開始日 | 2018/05/25 |
薀蓄倉庫
日本が世界第5位の「外国人労働者流入大国」?!
日本政府は従来、何度も「移民政策をとることは断じてない」と明言しています。でもその割に、最近、コンビニの店頭を筆頭に、外国人の労働者が目立って増えているような……。実はOECDの報告によると、意外なことに、すでに日本は世界第5位の「外国人労働者流入大国」なのだと『コンビニ外国人』の著者は明かします。
この10年で、日本で働く外国人労働者数は約2.6倍に増加、在留者数は約250万人に達しています(2017年6月時点)。名古屋市の人口を上回るこれらの人たちは、実質、移民ではないの……?
そのカラクリについては本書で。
掲載:2018年5月25日
担当編集者のひとこと
コンビニから日本の未来が見えてくる
コンビニではすでに中国出身の人が多く働いていることは知っています。でも最近、名札が漢字でなくカタカナの人が増えました。チャンさんにホアンさん、ホーさんに……グエンさん? それにどこ出身かわからぬアジア系の人も多いこと! 実はいま、コンビニではベトナムやネパールの人が急増中なのです。では彼らはそもそも何者で、なぜ来日し、どう暮らしているのか? そのシンプルな問いに答えたのが『コンビニ外国人』です。著者の芹澤健介さんは地道にコンビニを訪ね、外国人店員から話を聞き、海外にまで足を延ばして知られざる隣人たちの本音と日本の現状を炙り出してゆきます。渾身のルポルタージュです。
2018/05/25
著者プロフィール
芹澤健介
セリザワ・ケンスケ
1973(昭和48)年、沖縄県生まれ。横浜国立大学経済学部卒。ライター、編集者、構成作家、映像ディレクター。著書に『コンビニ外国人』など、共著に『本の時間を届けます』など。