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日韓がタブーにする半島の歴史

室谷克実/著

792円(税込)

発売日:2010/04/16

  • 新書
  • 電子書籍あり

「文明は半島から来た」なんて大ウソ! 古代史の常識がひっくり返る。

古代日本は朝鮮半島から稲作などの先進文化を学び、国を発展させてきた――という〈定説〉は大嘘である。半島最古の正史『三国史記』には、新羅の基礎を造ったのは倭人・倭種、中国の『隋書』には、新羅も百済も倭国を文化大国として敬仰していたと明記されているのだ。日韓古代史の「常識」に異議を唱え、韓国の偏狭な対日ナショナリズムと、日本のあまりに自虐的な歴史観に歪められた、半島史の新常識を提示する。

目次
序章 陛下の「お言葉」ではありますが
第一章 新羅の基礎は倭種が造った
王命は「恥も曝け出した正史を」
儒者の正史と、仏僧の野史
日本海側の地から来た賢者
倭種とは
白馬と高貴な紫色
正史も野史も「倭の東北一千里」
大胆に想像すると
二代王の前半から倭種が実権
新羅最初の外交団の主席代表は倭人だった
人口は今日の三十分の一以下
慶州でハイテク産業を営んでいた倭種
第二章 倭国と新羅は地続きだった
「五九年に倭と国交」は不思議でない
北部があるからこその「極南界」
正史に「意味なき記述」はない
金王朝があったのも、脱解がいたから
名君が多かった倭種王
つい最近まで黒い飯だった半島
韓族は「教える立場」にあったのか
新羅の南は「倭地」だった
半島西南端の前方後円墳は何を語るか
圧倒的に強かった倭兵
安羅は倭人の国だったから
第三章 国民に知らせたくない歴史がある
この近親婚の記録を知らない?
村ごとに同姓にした背景は
「モノづくり列島」の歴史は古い
《献女外交》の結末
王姪の土産は牛黄と朝鮮人参
わが“媚中派”より数段まともだ
引き延ばされた年代
誰も否定できないほど強い伝承だった
第四章 卑怯者を祀るOINK
これしか史料はなかったのに
初めから騙す目的だった
常套句だった騙し目的の「降伏します」
国際社会よ、決して油断することなかれ
扇動に乗りやすい民族
歴史の先生も「捏造史」しか知らない
得られる利が大きければ
「無知」と批判する“一流紙”の「無恥」
「愛国忠臣の悲劇」も、実は「約束破り」
「約束の捏造」という術もあった
反日テロ称揚団体の会長は李明博
第五章 「類似神話」論が秘める大虚構
「似ている」と叫ぶ人も読んでいない
檀君神話とは四百字弱
『史記』より古い史書が半島にあった?
ニンニクはいつ半島に伝わったのか
似せて変えておいて「似ている」という“欺術”
「山に隠れて死んだ」で闘争心が?
「し」と「チ」が同音か
金ユ信の碑は何を語るか
「本紀では触れず、付録部分でも引用表記」の意味
はるか後世の捏造神話
極めて自然に考えれば金首露も倭人だ
卵生も降臨も信じていない編纂者
土着より、偉大な隣国の賢者の末
第六章 「倭王の出自は半島」と思っている方々へ
書いていないことの積極的意味
倭王武の上表文は「私は倭人」と言っている
延烏郎説話が語るところ
終戦から四カ月後に出た「分国論」
韓国の家永三郎
「新羅」と「倭」を入れ替えると
国号「日本」は新羅が付けた?
半島で融解した倭人・倭種
終章 皇国史観排除で歪められたもの
明確な「左」でも糾弾された
北の権威も、南の超夢想派も
「はやりました」の背後には
あとがき

書誌情報

読み仮名 ニッカンガタブーニスルハントウノレキシ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 224ページ
ISBN 978-4-10-610360-5
C-CODE 0222
整理番号 360
ジャンル 世界史
定価 792円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2011/11/25

著者プロフィール

室谷克実

ムロタニ・カツミ

1949(昭和24)年東京都生まれ。評論家。慶應義塾大学法学部卒。時事通信社で、政治部記者、ソウル特派員、宇都宮支局長、「時事解説」編集長などを歴任。2009年より評論活動に入り、著書に『悪韓論』『呆韓論』『日韓がタブーにする半島の歴史』などがある。

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