阪神タイガース
748円(税込)
発売日:2003/09/20
- 新書
- 電子書籍あり
(祝)優勝! よっしゃぁー。ワシの「阪神論」。
縦縞のユニホーム一筋五十年。藤村富美男とプレーした思い出から、監督として日本一に輝いた八五年、「星野タイガース」で活躍する今岡誠、矢野輝弘たちを育てた裏話まで――。華麗なプレーで「牛若丸」の愛称を得た現役時、対巨人戦はいつの時代も熱かった。あるいは、不仲を噂されたエース村山実との関係、移籍問題に揺れた江夏、日本一の立役者、バース、掛布、岡田らの素顔も。今だから語れるタイガースの真説。
目次
序 章 黄金時代の幕開け
遂に来たタイガースの時代
「黄金時代」の根拠
星野野球は川上イズムの継承
今岡はメジャーを目指せ!
競争の原理がベテランを刺激
失点を恐れない野球
松井の穴と仁志の穴
巨人の低迷は続く
'03年は常勝元年
複雑な阪神ファンの心情
「黄金時代」の根拠
星野野球は川上イズムの継承
今岡はメジャーを目指せ!
競争の原理がベテランを刺激
失点を恐れない野球
松井の穴と仁志の穴
巨人の低迷は続く
'03年は常勝元年
複雑な阪神ファンの心情
第一章 「ミスタータイガース」の用具係
ショートの補欠の小さい坊や
大阪タイガース誕生
宿命のライバル・広岡達朗
契約金五○万円、月給三万円
いきなり正遊撃手に
イレギュラーを捕ってこそプロ
長嶋茂雄のルーツは藤村富美男
“物干し竿”は創意工夫の賜物
「ミスタータイガース」のアドバイス
大阪タイガース誕生
宿命のライバル・広岡達朗
契約金五○万円、月給三万円
いきなり正遊撃手に
イレギュラーを捕ってこそプロ
長嶋茂雄のルーツは藤村富美男
“物干し竿”は創意工夫の賜物
「ミスタータイガース」のアドバイス
第二章 甲子園の牛若丸
二年目に盗塁王奪取
松木謙治郎監督の辞任
藤村排斥事件の真相
藤村富美男引退後の世代交代
ヨシダならメジャーでもOK!
黄金の内野陣
一塁手・遠井吾郎の憂鬱
ファイン・アートの快感
村山との不仲説は、こうしてできた
八年目のスランプ
一〇〇〇本特打で三割達成
松木謙治郎監督の辞任
藤村排斥事件の真相
藤村富美男引退後の世代交代
ヨシダならメジャーでもOK!
黄金の内野陣
一塁手・遠井吾郎の憂鬱
ファイン・アートの快感
村山との不仲説は、こうしてできた
八年目のスランプ
一〇〇〇本特打で三割達成
第三章 ミラクルでつかんだ二つの優勝
伊予のタヌキおやじ
ツイていなかった小山正明
村山実の「猛虎魂」
奇跡の胴上げ
小山入浴事件
大毎との世紀の大トレード
昭和39年優勝の主役
直接対決炎の四連勝
TG戦、最大の乱闘
スタンカに阻まれた日本一
阪神ファンが少なかった頃
ヤジは野球観戦の華
金田正一との相性
ツイていなかった小山正明
村山実の「猛虎魂」
奇跡の胴上げ
小山入浴事件
大毎との世紀の大トレード
昭和39年優勝の主役
直接対決炎の四連勝
TG戦、最大の乱闘
スタンカに阻まれた日本一
阪神ファンが少なかった頃
ヤジは野球観戦の華
金田正一との相性
第四章 36年目の日本一
失意の現役引退
メジャーリーグを徹底視察
巨人常勝時代の終焉
江夏豊よ阪神に戻って来い
田淵幸一の栄光と挫折
新「ミスタータイガース」登場
第一期監督生活は「消化不良」
第二期「一蓮托生内閣」
ランディ・バース残留
伝説のバックスクリーン三連発
七連続KOのゲイルに飛ばしたゲキ
バースのアドバイス
観衆の祝福に不覚の落涙
夢の日本一に
メジャーリーグを徹底視察
巨人常勝時代の終焉
江夏豊よ阪神に戻って来い
田淵幸一の栄光と挫折
新「ミスタータイガース」登場
第一期監督生活は「消化不良」
第二期「一蓮托生内閣」
ランディ・バース残留
伝説のバックスクリーン三連発
七連続KOのゲイルに飛ばしたゲキ
バースのアドバイス
観衆の祝福に不覚の落涙
夢の日本一に
第五章 新しい「阪神タイガース」を目指して
バースの監督批判
掛布への危惧
「地獄」へのはじまり
監督解任と「天地会」の結成
フランスへ
野球という「山」を登る
八木“幻のホームラン”でV逸
三度目の監督就任要請
愛する阪神に最後のご奉公
新庄に勧めたピアスとモヒカン
問題は「だれが監督をやるか」ではない
藤村富美男の精神よ、永遠に
掛布への危惧
「地獄」へのはじまり
監督解任と「天地会」の結成
フランスへ
野球という「山」を登る
八木“幻のホームラン”でV逸
三度目の監督就任要請
愛する阪神に最後のご奉公
新庄に勧めたピアスとモヒカン
問題は「だれが監督をやるか」ではない
藤村富美男の精神よ、永遠に
「タイガース」年譜および野球界の動き、時代背景
書誌情報
読み仮名 | ハンシンタイガース |
---|---|
シリーズ名 | 新潮新書 |
発行形態 | 新書、電子書籍 |
判型 | 新潮新書 |
頁数 | 208ページ |
ISBN | 978-4-10-610031-4 |
C-CODE | 0275 |
整理番号 | 31 |
ジャンル | スポーツ |
定価 | 748円 |
電子書籍 価格 | 660円 |
電子書籍 配信開始日 | 2012/05/25 |
蘊蓄倉庫
実は“牛若丸・吉田”のファンだった星野仙一監督
大阪、神戸の町々はもとより日本中で盛り上がっている、18年振りの阪神V。
この猛虎復活の原動力は、やはり何といっても星野仙一監督だろう。いわば外様だった彼が“阪神革命”を成し遂げたといっていい。
思えば一昨年オフ、阪神監督に就くに当り、星野氏の猛虎復権にかける思いは一方ならぬものがあった。まず彼が行ったのは、球団OB各位に仁義を切るべく挨拶に回ること。しかしその中でも特に熱く挨拶を交した人物がいた。昭和60年日本一監督の吉田義男氏である。わざわざ田淵幸一コーチも同伴し、長らく語り合っていたという。それもそのはず実は星野氏は少年時代から、「牛若丸」と称された吉田氏の大ファンであったのだ――。
昭和28年の入団以来、縦縞のユニフォーム一筋50年。初代“ミスター・タイガース”藤村富美男とプレーした思い出から、江夏の移籍問題、そして昭和60年の日本一、現在の今岡、矢野らを育てた裏話まで。吉田氏だからこそ語れるタイガースの深層です。
大阪、神戸の町々はもとより日本中で盛り上がっている、18年振りの阪神V。
この猛虎復活の原動力は、やはり何といっても星野仙一監督だろう。いわば外様だった彼が“阪神革命”を成し遂げたといっていい。
思えば一昨年オフ、阪神監督に就くに当り、星野氏の猛虎復権にかける思いは一方ならぬものがあった。まず彼が行ったのは、球団OB各位に仁義を切るべく挨拶に回ること。しかしその中でも特に熱く挨拶を交した人物がいた。昭和60年日本一監督の吉田義男氏である。わざわざ田淵幸一コーチも同伴し、長らく語り合っていたという。それもそのはず実は星野氏は少年時代から、「牛若丸」と称された吉田氏の大ファンであったのだ――。
昭和28年の入団以来、縦縞のユニフォーム一筋50年。初代“ミスター・タイガース”藤村富美男とプレーした思い出から、江夏の移籍問題、そして昭和60年の日本一、現在の今岡、矢野らを育てた裏話まで。吉田氏だからこそ語れるタイガースの深層です。
掲載:2003年9月25日
著者プロフィール
吉田義男
ヨシダ・ヨシオ
1933(昭和8)年京都市生まれ。野球解説者。1953年大阪タイガースに入団。1969年に現役引退。1975、1985、1997年と三度の阪神監督に。そのうち1985年には日本一を成し遂げる。1992年から六年間、フランス・ナショナルチームの監督を務めた。背番号23は阪神の永久欠番。
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