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水木しげる―鬼太郎、戦争、そして人生―

水木しげる/著 、梅原猛/著 、呉智英/著

1,760円(税込)

発売日:2015/07/31

  • 書籍

メジャーデビュー50周年&終戦70周年、今こそ満喫すべし水木ワールド! 

戦場で左腕を失った青年は、やがて右腕一本で、あらゆる“異界”をまざまざと描きだす。少年マガジン版『墓場の鬼太郎』、戦記物の集大成『総員玉砕せよ!』の各一話を、原画で丸ごと特別掲載。画学生時代のヌードデッサンなど貴重な絵の数々、梅原猛氏との大放談も目玉です。93歳の巨匠の全体像を一冊に凝縮!

目次
おなじみ、水木サンの3大人気作

水木しげるvs.梅原猛“妖怪”大放談

メジャー・デビューまでのステップ10 略年譜
原画で読む「鬼太郎」 墓場の鬼太郎 夜叉
必読! 傑作ベスト10

知ってるようで意外に知らない水木しげる Q&A
解説 呉 智英

1 水木マンガを貫くものとは?
最初のマンガ/貸本天国!/重層する歴史/死と虐げられた者たちへの眼差し/資料蒐集の鬼/水木流キャラクター造形術/ビンタのひびき/描き込まずにはいられない

2 水木しげる以前の「武良茂」
境港の少年天才画家/絵本で夢見た16歳/敗戦からの出発/家族の肖像/美術の道はヌードから/みんなガイコツ/アプレゲールのガールズコレクション/紙芝居――職業画家の第一歩

3 戦争と南の島の記憶
ラバウル走馬灯/どこまで続く泥濘ぞ/復員までの小さな休息/戦記マンガの集大成/楽しき南方病
原画で読む「戦争」 総員玉砕せよ!
水木しげる漫画大全集、只今刊行中!

書誌情報

読み仮名 ミズキシゲルキタロウセンソウソシテジンセイ
シリーズ名 とんぼの本
雑誌から生まれた本 芸術新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 B5判変型
頁数 128ページ
ISBN 978-4-10-602261-6
C-CODE 0379
ジャンル サブカルチャー、アート・エンターテインメント、社会学
定価 1,760円

著者プロフィール

水木しげる

ミズキ・シゲル

マンガ家。1922年、大阪府生まれ。鳥取県境港で育つ。太平洋戦争で激戦地ラバウルに出征し、左腕を失って復員。紙芝居画家を経てマンガ家となる。1965年、「テレビくん」で貸本からメジャー誌へと発表の場を移し、同作で講談社児童まんが賞を受賞、一躍人気作家に。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』など。『コミック昭和史』(講談社)で1989年度の講談社漫画賞一般部門受賞。1991年紫綬褒章、2003年旭日小綬章受章、2010年には文化功労者に。海外でも受賞多数。

梅原猛

ウメハラ・タケシ

(1925-2019)1925年宮城県生まれ、哲学者。国際日本文化研究センター顧問。京都大学文学部哲学科卒業。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長などを歴任。縄文時代から近代までを視野におさめ、文学・歴史・宗教等を包括して日本文化の深層を解明する幾多の論考は〈梅原日本学〉と呼ばれる。著書に『隠された十字架一法隆寺論』、『葬られた王朝一古代出雲の謎を解く』、『親鸞「四つの謎」を解く』(以上すべて新潮社)など多数。

呉智英

クレ・トモフサ

1946(昭和21)年、愛知県生れ。早稲田大学卒業。マンガ評論、知識人論など、さまざまな分野で執筆活動を展開している。日本マンガ学会前会長。『現代人の論語』『つぎはぎ仏教入門』『吉本隆明という「共同幻想」』『愚民文明の暴走』(適菜収氏との共著)など著書多数。

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