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ロリータ

ウラジーミル・ナボコフ/著 、若島正/訳

1,155円(税込)

発売日:2006/10/30

  • 文庫

ときに爆笑、ときに感涙。異形の傑作、新訳! 誤解多き世界文学の最高峰が、初めてその真の姿を現す。詳細な注釈を収録。解説:大江健三郎

「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。……」世界文学の最高傑作と呼ばれながら、ここまで誤解多き作品も数少ない。中年男の少女への倒錯した恋を描く恋愛小説であると同時に、ミステリでありロード・ノヴェルであり、今も論争が続く文学的謎を孕む至高の存在でもある。多様な読みを可能とする「真の古典」の、ときに爆笑を、ときに涙を誘う決定版新訳。注釈付。

書誌情報

読み仮名 ロリータ
シリーズ名 Star Classics 名作新訳コレクション
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 624ページ
ISBN 978-4-10-210502-3
C-CODE 0197
整理番号 ナ-1-2
ジャンル 文芸作品、評論・文学研究
定価 1,155円

著者プロフィール

(1899-1977)1899年、サンクト・ペテルブルグで貴族の家に生まれる。1919年、ロシア革命により家族で西欧に亡命。ケンブリッジ大学卒業後、ベルリン、パリと移り住み、主にロシア語で執筆活動を続ける。1940年、アメリカに移住。ハーバード、コーネル大学などで教育、研究に携わる傍ら、英語でも創作活動を本格的に始める。1955年に英語で発表された『ロリータ』が大センセーションを巻き起こし、教師の職を辞す。1962年、スイスのモントルーに居を定め、1977年、78歳で死去。

若島正

ワカシマ・タダシ

1952年京都生まれ。京都大学名誉教授。翻訳者、詰将棋、チェス・プロブレム作家。『乱視読者の帰還』(みすず書房)で本格ミステリ大賞、『乱視読者の英米短篇講義』(研究社)で読売文学賞を受賞。主な訳書にナボコフ『ディフェンス』(河出書房新社)、『透明な対象』(国書刊行会、共訳)、『記憶よ、語れ 自伝再訪』(作品社)、『新訳版 アーダ』(早川書房)など。

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