マノン・レスコー
605円(税込)
発売日:1956/10/09
- 文庫
- 電子書籍あり
自分を死ぬほど愛している純情な貴公子デ・グリュウに、賭博、詐欺などの破廉恥な罪を重ねさせながら、自らは不貞と浪費のかぎりを尽し、しかもなお、汚れを知らぬ少女のように可憐な娼婦マノン。プレヴォーはその美しく多情な姿を創造して、永遠の女性像に新しいタイプを加えた。今日においてもなおみずみずしさを失わない18世紀フランスロマン主義文学の不朽の名作である。
書誌情報
読み仮名 | マノンレスコー |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 304ページ |
ISBN | 978-4-10-200601-6 |
C-CODE | 0197 |
整理番号 | フ-2-1 |
ジャンル | 文芸作品 |
定価 | 605円 |
電子書籍 価格 | 572円 |
電子書籍 配信開始日 | 2016/04/22 |
著者プロフィール
アベ・プレヴォー
Prevost,Antoine-Francois
(1697-1763)本名、アントワーヌ=フランソワ・プレヴォー。フランス北部アルトワ地方の旧家に生れる。高位聖職者の道をめざすが、僧院からの再三の脱走、イギリス、オランダへの逃亡、恋愛、破産等々、波瀾に満ちた生涯を送った。オランダ滞在中に発表した『ある貴人の回想録』が好評を博し、以後66巻におよぶ作品を残す。『ある貴人の回想録』は20編の独立した小説から成る長編小説で、『マノン・レスコー』はその第七巻として書かれた。
青柳瑞穂
アオヤギ・ミズホ
(1899-1971)山梨県生れ。慶応義塾大学仏文科卒。堀口大學に師事。詩作の一方、ルソー『孤独な散歩者の夢想』等の翻訳、『ささやかな日本発掘』(読売文学賞)等の評論の分野で幅広く活躍。
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