幻影の手術室―天久鷹央の事件カルテ―
693円(税込)
発売日:2016/08/27
- 文庫
手術室での不可能犯罪。なぜ麻酔医は死んだのか。
手術後のオペ室で起きた医師死亡事件。記録用のビデオに録画されていたのは、一人の麻酔医が「見えない誰か」と必死に格闘し、その末に絶命する場面だった。手術室は密室。容疑者は全身麻酔で身動きのとれない患者のみ。西東京市・清和総合病院で起きた不可能犯罪に対し、天才女医・天久鷹央(あめくたかお)は独自の捜査に乗り出すが……。事件に隠された“病”を解き明かす、本格医療ミステリ。
目次
プロローグ
第一章 透明人間の密室
第二章 手術部に蠢く影
第三章 シリンジのダイイングメッセージ
エピローグ
第一章 透明人間の密室
第二章 手術部に蠢く影
第三章 シリンジのダイイングメッセージ
エピローグ
書誌情報
読み仮名 | ゲンエイノシュジュツシツアメクタカオノジケンカルテ |
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シリーズ名 | 新潮文庫nex |
雑誌から生まれた本 | yom yomから生まれた本 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 320ページ |
ISBN | 978-4-10-180076-9 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | ち-7-32 |
ジャンル | キャラクター文芸、コミックス |
定価 | 693円 |
どういう本?
一行に出会う
……あれは「ダイイングメッセージ」だ(本書306ぺージ)
著者プロフィール
知念実希人
チネン・ミキト
1978(昭和53)年、沖縄県生れ。東京慈恵会医科大学卒業。2004(平成16)年から医師として勤務。2011年、「レゾン・デートル」で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。2012年、同作を『誰がための刃』と改題し、デビュー。2018年、『崩れる脳を抱きしめて』で広島本大賞、沖縄書店大賞を受賞。同作で本屋大賞にノミネートされる。他の著書に「天久鷹央」シリーズ、『螺旋の手術室』『ひとつむぎの手』『仮面病棟』『ムゲンのi』『優しい死神の飼い方』『硝子の塔の殺人』などがある。
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