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仮想儀礼〔下〕

篠田節子/著

1,045円(税込)

発売日:2011/05/30

  • 文庫
  • 電子書籍あり

祈りから暴力へ。信者の女たちは理想郷を求めた。柴田錬三郎賞受賞。

社会から糾弾され、マスコミと権力の攻撃のターゲットにされた「聖泉真法会」に、信者の家族が奪還のために押しかける。行き場を失い追い詰められた信者たちがとった極端な手段。教祖・慧海のコントロールも超えて暴走する教団の行方は──。人間の心に巣くう孤独感、閉塞感、虚無感、罪悪感、あらゆる負の感情を呑み込んで、極限まで膨れ上がる現代のモンスター、「宗教」の虚実。

  • 受賞
    第22回 柴田錬三郎賞
  • テレビ化
    仮想儀礼(2023年12月放映)

書誌情報

読み仮名 カソウギレイ2
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 608ページ
ISBN 978-4-10-148417-4
C-CODE 0193
整理番号 し-38-6
ジャンル ミステリー・サスペンス・ハードボイルド、文学賞受賞作家
定価 1,045円
電子書籍 価格 869円
電子書籍 配信開始日 2021/06/04

著者プロフィール

篠田節子

シノダ・セツコ

1955(昭和30)年、東京生まれ。東京学芸大学卒。東京都八王子市役所勤務を経て1990(平成2)年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。1997年『女たちのジハード』で直木賞、『ゴサインタン』で山本周五郎賞を、2009年『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞を受賞。2011年『スターバト・マーテル』で芸術選奨文部科学大臣賞、2015年『インドクリスタル』で中央公論文芸賞、2019年『鏡の背面』で吉川英治文学賞を受賞し、2020年紫綬褒章を受章した。他の著書に、『夏の災厄』『弥勒』『ブラックボックス』『長女たち』『肖像彫刻家』『田舎のポルシェ』『失われた岬』『セカンドチャンス』など多数。

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ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
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