よるのふくらみ
605円(税込)
発売日:2016/09/28
- 文庫
- 電子書籍あり
幼なじみの兄弟に愛された女、切ない三角関係の行方は。官能と切なさが溶け合う恋愛小説。
同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。圭祐と同棲しているみひろは、長い間セックスがないことに悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。みひろに惹かれている弟の裕太は、二人がうまくいっていないことに感づいていたが――。抑えきれない衝動、忘れられない記憶、断ち切れない恋情。交錯する三人の想いと、熱を孕んだ欲望とが溶け合う、究極の恋愛小説。
目次
なすすべもない
平熱セ氏三十六度二分
星影さやかな
よるのふくらみ
真夏日の薄荷糖
瞬(またた)きせよ銀星
平熱セ氏三十六度二分
星影さやかな
よるのふくらみ
真夏日の薄荷糖
瞬(またた)きせよ銀星
解説 尾崎世界観
書誌情報
読み仮名 | ヨルノフクラミ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
雑誌から生まれた本 | 小説新潮から生まれた本 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 304ページ |
ISBN | 978-4-10-139144-1 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | く-44-4 |
ジャンル | 文芸作品 |
定価 | 605円 |
電子書籍 価格 | 605円 |
電子書籍 配信開始日 | 2017/03/24 |
イベント/書店情報
どういう本?
一行に出会う
私のからっぽに栓をしてほしかった。(本書25ぺージ)
著者プロフィール
窪美澄
クボ・ミスミ
1965(昭和40)年、東京生まれ。2009(平成21)年「ミクマリ」で女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞。受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また同年、同書で山本周五郎賞を受賞。2012年、第二作『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞。2019(令和元)年、『トリニティ』で織田作之助賞を受賞。その他の著作に『アニバーサリー』『よるのふくらみ』『水やりはいつも深夜だけど』『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『私は女になりたい』『朔が満ちる』などがある。
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