白洲正子自伝
605円(税込)
発売日:1999/09/29
- 文庫
美を体現した名人たちとの真剣勝負に魂を懸けたこの女(ひと)を見よ。
いったい、白洲正子という人は、いかにしてかの「白洲正子」になったのか――。初太刀の一撃に命を賭ける示現流・薩摩隼人の度胸を、魂深く受け継いだ人。危うきに遊んだ名人たちとの真剣勝負を通じて、生はもちろん死の豊饒をも存分に感得した人。ものの意匠に何らとらわれることなく、本来の裸形をしかと見すえ続けてきた人。その人が、その人自身の来し方に目をむける時……。
書誌情報
読み仮名 | シラスマサコジデン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
雑誌から生まれた本 | 芸術新潮から生まれた本 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 304ページ |
ISBN | 978-4-10-137907-4 |
C-CODE | 0195 |
整理番号 | し-20-7 |
ジャンル | 文学・評論、ノンフィクション、歴史・地理 |
定価 | 605円 |
著者プロフィール
白洲正子
シラス・マサコ
(1910-1998)1910年東京生まれ。幼い頃より能を学び、14歳で女性として初めて能舞台に立ち、米国留学へ。1928年帰国、翌年白洲次郎(1902〜1985)と結婚。古典文学、工芸、骨董、自然などについて随筆を執筆。『能面』『かくれ里』『日本のたくみ』『西行』など著書多数。1998年没。
判型違い(単行本)
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