英雄の書〔上〕
781円(税込)
発売日:2012/06/27
- 文庫
“英雄”に取り憑かれ罪を犯した兄を救うため、少女の大冒険がはじまる。稀代の物語作家、衝撃の問題作。
森崎友理子は小学五年生。ある日、中学生の兄・大樹が同級生を殺傷し、失踪するという事件が起きた。兄の身を心配する妹は、彼の部屋で不思議な声を聞く。「ヒロキは『エルムの書』に触れたため、“英雄”に憑かれてしまった」。大叔父の別荘から彼が持ち出した赤い本がそう囁いていた。友理子は兄を救い出すべくたった一人で、英雄が封印されていた“無名の地”へと果敢に旅立った。
目次
〈念歌〉あるいは〈黄衣(こうい)の王の忌歌(きか)〉
プロローグ 破獄(はごく)
プロローグ 破獄(はごく)
第一章 壊(こわ)れてしまった大切なもの
第二章 世捨て人の図書館
第三章 “無名の地”
第四章 咎(とが)の大輪(たいりん)
第五章 追跡(ついせき)の始まり
第六章 事件の内側(うちがわ)
第七章 囚(とら)われの姫君(ひめぎみ)と白馬の騎士(きし)
第二章 世捨て人の図書館
第三章 “無名の地”
第四章 咎(とが)の大輪(たいりん)
第五章 追跡(ついせき)の始まり
第六章 事件の内側(うちがわ)
第七章 囚(とら)われの姫君(ひめぎみ)と白馬の騎士(きし)
書誌情報
読み仮名 | エイユウノショ1 |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 432ページ |
ISBN | 978-4-10-136933-4 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | み-22-23 |
ジャンル | ミステリー・サスペンス・ハードボイルド、文学賞受賞作家 |
定価 | 781円 |
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著者プロフィール
宮部みゆき
ミヤベ・ミユキ
1960(昭和35)年、東京生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1989(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。1999年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。他の作品に『ソロモンの偽証』『英雄の書』『悲嘆の門』『小暮写眞館』『荒神』『この世の春』などがある。
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