無限の網―草間彌生自伝―
825円(税込)
発売日:2012/03/28
- 文庫
- 電子書籍あり
水玉は、私の命――。芸術への尽きせぬ愛と情熱。天才アーティストの、勇気と感動の半生。
果てしない無限の宇宙の神秘を量り、一個の水玉である自分の生命を描きたい──。長野県の生家を飛びだし、1950年代に単身渡米。ニューヨークでの無名時代の生き地獄、襲いくる心の病にも負けず、社会の既成概念に挑み、芸術への尽きせぬ情熱を開花させた、日本が誇る天才アーティスト。その魂の軌跡と愛した人々、進化し続ける創作について、自らの言葉で綴った、勇気と感動の書。
目次
序
第1部 ニューヨークに渡って
――前衛アーティストとしてのデビュー 1957―1966
第2部 故国を去るまで
――画家としての目覚め 1929―1957
第3部 反戦と平和の女王となって
――前衛パフォーマンスの仕掛け人 1967―1974
第4部 私の出会った人、愛した人
――G・オキーフ、J・コーネル、A・ウォーホル他
第5部 日本に帰ってから
――日本から発信する世界のクサマ 1975―2002
落涙の居城に住みて
書誌情報
読み仮名 | ムゲンノアミクサマヤヨイジデン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 296ページ |
ISBN | 978-4-10-136541-1 |
C-CODE | 0195 |
整理番号 | く-43-1 |
ジャンル | コンテンポラリーアート |
定価 | 825円 |
電子書籍 価格 | 781円 |
電子書籍 配信開始日 | 2021/11/26 |
著者プロフィール
草間彌生
クサマ・ヤヨイ
前衛芸術家。小説家。1929(昭和4)年長野県松本市の種苗問屋の末娘として生まれる。10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに絵を描き始める。1957年渡米、翌年ニューヨークに移り、ネット・ペインティングを発表し話題となる。その後も彫刻、映像、パフォーマンス等、自らの表現を追求し続ける。1973年帰国。1983年小説『クリストファー男娼窟』で野性時代新人賞受賞。2009(平成21)年文化功労者に選出される。2011年テート・モダン(ロンドン)企画の欧米回顧展が国立ソフィア王妃芸術センター(マドリッド)からスタート、仏・英・米の主要美術館へ巡回。現在も毎日制作に取り組んでいる。
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