星に願いを―さつき断景―
572円(税込)
発売日:2008/11/27
- 文庫
どんなに不安な時代がやって来ても、大切なものは、きっと変わらない。三人の主人公が生きた世紀末を刻む長編。
地下鉄サリン事件、そして阪神大震災が起きた一九九五年。復興ボランティアに参加した高校生のタカユキは、自分が少し変わったような気がした。サリン事件の衝撃を引きずるヤマグチさんは、娘の無邪気さに癒された。五十代のアサダ氏は、長女の結婚で家族の存在を実感した――。不安な時代。それでも大切なものはいつもそこにあった。三人が生きた世紀末を描く長編。『さつき断景』改題。
目次
1995
1996
1997
1998
1999
2000
1996
1997
1998
1999
2000
エピローグめいた新潮文庫版あとがき
書誌情報
読み仮名 | ホシニネガイヲサツキダンケイ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 320ページ |
ISBN | 978-4-10-134923-7 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | し-43-13 |
ジャンル | 文芸作品、文学賞受賞作家 |
定価 | 572円 |
著者プロフィール
重松清
シゲマツ・キヨシ
1963(昭和38)年、岡山県生れ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。1991(平成3)年『ビフォア・ラン』でデビュー。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、同年『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞。現代の家族を描くことを大きなテーマとし、話題作を次々に発表している。著書は他に、『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『きみの友だち』『カシオペアの丘で』『青い鳥』『くちぶえ番長』『せんせい。』『とんび』『ステップ』『かあちゃん』『ポニーテール』『また次の春へ』『赤ヘル1975』『一人っ子同盟』『どんまい』『木曜日の子ども』『ひこばえ』『ハレルヤ!』『おくることば』など多数。
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