流れ行く者―守り人短編集―
649円(税込)
発売日:2013/07/29
- 文庫
少女バルサが用心棒として生きる覚悟を決めた「原点」! ジグロとバルサが、流れ歩く旅で出会う人たちと紡ぎ出す、4編の物語。文庫累計200万部突破!
王の陰謀に巻き込まれ父を殺された少女バルサ。親友の娘である彼女を託され、用心棒に身をやつした男ジグロ。故郷を捨て追っ手から逃れ、流れ行くふたりは、定まった日常の中では生きられぬ様々な境遇の人々と出会う。幼いタンダとの明るい日々、賭事師の老女との出会い、そして、初めて己の命を短槍に託す死闘の一瞬──孤独と哀切と温もりに彩られた、バルサ十代の日々を描く短編集。
目次
浮き籾
ラフラ〈賭事師〉
流れ行く者
寒のふるまい
ラフラ〈賭事師〉
流れ行く者
寒のふるまい
文庫版あとがき「ひとつの光景」
解説 幸村誠
解説 幸村誠
書誌情報
読み仮名 | ナガレユクモノモリビトタンペンシュウ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 304ページ |
ISBN | 978-4-10-130283-6 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | う-18-12 |
ジャンル | SF・ホラー・ファンタジー |
定価 | 649円 |
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著者プロフィール
上橋菜穂子
ウエハシ・ナホコ
1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究中。著書に、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞)、『天と地の守り人』、『虚空の旅人』、『蒼路の旅人』、『流れ行く者』、『炎路を行く者』、『風と行く者』、『「守り人」のすべて』、『獣の奏者』、『物語ること、生きること』、『隣のアボリジニ』、『鹿の王』(本屋大賞、日本医療小説大賞)、『鹿の王 水底の橋』、『香君』などがある。2002(平成14)年「守り人」シリーズで巖谷小波文芸賞受賞。2014年国際アンデルセン賞作家賞受賞。2023(令和5)年「守り人」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。
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