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脳と仮想

茂木健一郎/著

539円(税込)

発売日:2007/03/28

  • 文庫

代表作、文庫化。気鋭の脳科学者が解く脳と心の不思議。小林秀雄賞受賞作。

「ねえ、サンタさんていると思う?」歳末の空港に響いたひとりの少女の声。数量化できない微妙な質感=クオリアを出発点として、物質である脳になぜ心というものが宿るのかを研究し続けてきた著者は、その少女の言葉をきっかけに「仮想」の不思議さに取り憑かれる。近代科学の到達点と限界点を明らかにしつつ、気鋭の論客が辿りついた現実と仮想、脳と心の見取り図とは。画期的論考。

  • 受賞
    第4回 小林秀雄賞

書誌情報

読み仮名 ノウトカソウ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 272ページ
ISBN 978-4-10-129952-5
C-CODE 0110
整理番号 も-31-2
ジャンル 哲学・思想、心理学、思想・社会
定価 539円

著者プロフィール

茂木健一郎

モギ・ケンイチロウ

1962(昭和37)年、東京生れ。脳科学者/理学博士。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、同大大学院物理学専攻課程を修了。理化学研究所、英ケンブリッジ大学を経て現職。クオリア(意識のなかで立ち上がる、数量化できない微妙な質感)をキーワードとして、脳と心の関係を探求し続けている。主な著書に『脳と仮想』(小林秀雄賞受賞)、『今、ここからすべての場所へ』(桑原武夫賞受賞)、『ひらめき脳』、『「脳」整理法』、『生きがい』など。

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