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押入れのちよ

荻原浩/著

693円(税込)

発売日:2008/12/22

  • 文庫
  • 電子書籍あり

発表! とり憑かれたいお化けNo.1。ままならない世の中を必死で生きる人間(と幽霊)の可笑しみと哀しみを見事に描いた、傑作短編集。

失業中サラリーマンの恵太が引っ越した先は、家賃3万3千円の超お得な格安アパート。しかし一日目の夜玄関脇の押入れから「出て」きたのは、自称明治39年生れの14歳、推定身長130cm後半の、かわいらしい女の子だった(表題作「押入れのちよ」)。ままならない世の中で、必死に生きざるをえない人間(と幽霊)の可笑しみや哀しみを見事に描いた、全9夜からなる傑作短編集。

目次
お母さまのロシアのスープ
コール
押入れのちよ
老猫
殺意のレシピ
介護の鬼
予期せぬ訪問者
木下闇
しんちゃんの自転車
解説 東雅夫

書誌情報

読み仮名 オシイレノチヨ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-123034-4
C-CODE 0193
整理番号 お-65-4
ジャンル 文芸作品
定価 693円
電子書籍 価格 693円
電子書籍 配信開始日 2017/02/17

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著者プロフィール

荻原浩

オギワラ・ヒロシ

1956(昭和31)年、埼玉県生れ。成城大学経済学部卒。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。1997(平成9)年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞を、2014年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞受賞を、2016年『海の見える理髪店』で直木三十五賞を受賞。著作に『ハードボイルド・エッグ』『神様からひと言』『僕たちの戦争』『さよならバースディ』『あの日にドライブ』『押入れのちよ』『四度目の氷河期』『愛しの座敷わらし』『ちょいな人々』『オイアウエ漂流記』『砂の王国』『月の上の観覧車』『誰にも書ける一冊の本』『幸せになる百通りの方法』『家族写真』『冷蔵庫を抱きしめて』『金魚姫』『ギブ・ミー・ア・チャンス』など多数。

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