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深川にゃんにゃん横丁

宇江佐真理/著

693円(税込)

発売日:2011/02/28

  • 文庫

どんなことが起ころうと、猫がニャンと鳴けば大丈夫――。ここはお江戸の人情通り。下町長屋の人々を暖かく描き出す連作時代小説集。

お江戸深川にゃんにゃん横丁。長屋が並ぶこの場所は、その名のとおり近所の猫の通り道。白に黒いの、よもぎにまだら。愛らしい猫たちがあくびをしているその横で、雇われ大家の徳兵衛は、今日もかわらず大忙し。悲しい別れや戸惑いの出会い。報われない想いや子を見守る親の眼差し──。どんなことが起ころうと、猫がニャンと鳴けば大丈夫。下町長屋の人情溢れる連作時代小説集。

目次
ちゃん
恩返し
菩薩
雀、蛤になる
香箱を作る
そんな仕儀
解説 木村行伸

書誌情報

読み仮名 フカガワニャンニャンヨコチョウ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 336ページ
ISBN 978-4-10-119925-2
C-CODE 0193
整理番号 う-14-5
ジャンル 歴史・時代小説
定価 693円

著者プロフィール

宇江佐真理

ウエザ・マリ

(1949-2015)函館市生れ。函館大谷女子短期大学卒業。1995(平成7)年「幻の声」でオール讀物新人賞受賞。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、2001年『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。著書に『無事、これ名馬』『恋いちもんめ』『夕映え』『深川にゃんにゃん横丁』『彼岸花』『おはぐろとんぼ』『富子すきすき』『寂しい写楽』『なでしこ御用帖』『雪まろげ―古手屋喜十 為事覚え―』、他に『幻の声』で始まる〈髪結い伊三次捕物余話〉シリーズ、〈泣きの銀次〉シリーズなどがある。

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