話し言葉の日本語
649円(税込)
発売日:2013/12/25
- 文庫
わかりやすくて面白い日本語論。せりふの名匠が話し言葉について徹底対話。
せりふの専門家である劇作家ふたりが、話し言葉について徹底検証。従来の日本語論とは違う角度からその本質に迫るとともに、日本の演劇を真摯に見詰める──。せりふにおける助詞・助動詞の重要性、日常会話とせりふの相違、敬語や方言や流行語の扱い方など日本語のマエストロによる話題は汲めども尽きない。言葉と演劇に対する熱い思いを胸に語り合うわかりやすくて面白い対話集。
書誌情報
読み仮名 | ハナシコトバノニホンゴ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 368ページ |
ISBN | 978-4-10-116833-3 |
C-CODE | 0195 |
整理番号 | い-14-33 |
ジャンル | 評論・文学研究、文学賞受賞作家 |
定価 | 649円 |
著者プロフィール
井上ひさし
イノウエ・ヒサシ
(1934-2010)山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した。2004(平成16)年に文化功労者、2009年には日本藝術院賞恩賜賞を受賞した。1984(昭和59)年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行った。
平田オリザ
ヒラタ・オリザ
1962(昭和37)年東京生れ。国際基督教大学教養学部卒業。劇作家・演出家・青年団主宰。大阪大学教授。『東京ノート』で岸田戯曲賞、『月の岬』で読売演劇大賞優秀演出家賞、最優秀作品賞、『上野動物園再々々襲撃』で読売演劇大賞優秀作品賞、『その河をこえて、五月』で朝日舞台芸術賞グランプリを受賞する。