雨の山吹
737円(税込)
発売日:1982/10/27
- 文庫
- 電子書籍あり
遺書を残して妹が消えた。武家社会の様々な愛の物語など十篇。
乳呑み児をかかえた家来と出奔した妹を斬るために遠国まで追っていった兄は、みじめな境遇におちながらも小さな幸福にすがって生きる妹一家と出会う。静かな結末の余韻が深い感動を呼ぶ表題作。逆境に生きてきた勝ち気の芸者と藩政改革の矢面に立つ若侍との障害をこえた愛「山茶花帖」。ほかに「恋の伝七郎」「いしが奢る」など、武家社会のさまざまな愛の形を中心に10編を収める。
目次
暗がりの乙松
喧嘩主従
彩虹
恋の伝七郎
山茶花帖
半之助祝言
雨の山吹
いしが奢る
花咲かぬリラの話
四年間
喧嘩主従
彩虹
恋の伝七郎
山茶花帖
半之助祝言
雨の山吹
いしが奢る
花咲かぬリラの話
四年間
解説 木村久邇典
書誌情報
読み仮名 | アメノヤマブキ |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 432ページ |
ISBN | 978-4-10-113441-3 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | や-2-40 |
ジャンル | 文学賞受賞作家 |
定価 | 737円 |
電子書籍 価格 | 660円 |
電子書籍 配信開始日 | 2012/07/01 |