
ぼくのおじさん
539円(税込)
発売日:1981/05/25
- 文庫
お小遣いはくれないし、宿題も見てくれない、スポーツだってさっぱりだめ、でもマンガだけは大好き――ぼくのおじさんときたら、人に自慢できることなんか何ひとつない。やることなすこと全部的外れで、大学の先生なんて、とても信じられない。ぼくが作文の懸賞に入選したおかげで、一緒にハワイに行くことになったのだが……。和田誠の挿絵満載の大人も子供も楽しめる快作九編。
目次
ぼくのおじさん
みつばち ぴい
むすめよ……
よわむしなおばけ
ローノとやしがに
雪は生きている
ヒマラヤのヒョウタンツギ
赤いオバケと白いオバケ
さっちゃんとパパとママ
みつばち ぴい
むすめよ……
よわむしなおばけ
ローノとやしがに
雪は生きている
ヒマラヤのヒョウタンツギ
赤いオバケと白いオバケ
さっちゃんとパパとママ
解説 福田清人
カット 和田誠
カット 和田誠
書誌情報
読み仮名 | ボクノオジサン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 256ページ |
ISBN | 978-4-10-113123-8 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | き-4-23 |
ジャンル | 文芸作品、文学賞受賞作家 |
定価 | 539円 |
著者プロフィール
北杜夫
キタ・モリオ
(1927-2011)本名・斎藤宗吉。東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て、東北大学医学部を卒業。神経科専攻。1960年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説、歌集『寂光』を発表する一方、「マンボウ・シリーズ」や『あくびノオト』などユーモアあふれるエッセイでも活躍した。父、斎藤茂吉の生涯をつづった「茂吉四部作」により大佛次郎賞受賞。
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