もう一度、事件を調べてください。 柏木君を突き落としたのは――。 クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。殺人か。自殺か。謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行”を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった――。拡大する事件を前に、為す術なく屈していく大人達に対し、捜査一課の刑事を父に持つ藤野涼子は、級友の死の真相を知るため、ある決断を下す。それは「学校内裁判」という伝説の始まりだった。 ソロモンの偽証―第Ⅰ部 事件―上巻 ISBN:978-4-10-136935-8 発売日:2014/09/01
ソロモンの偽証―第Ⅰ部 事件―下巻 ISBN:978-4-10-136936-5 発売日:2014/09/01
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求めるは、ただ一つ。柏木卓也の死の真実。
二人の同級生の死。マスコミによる偏向報道。当事者の生徒達を差し置いて、ただ事態の収束だけを目指す大人。結局、クラスメイトはなぜ死んだのか。なにもわからないままでは、あたし達は前に進めない。だったら、自分達で真相をつかもう――。そんな藤野涼子の思いが、周囲に仲間を生み出し、「学校内裁判」の開廷が決まる。次第に明らかになる柏木卓也の素顔。繰り広げられる検事と弁護人の熱戦。そして、告発状を書いた少女が遂に……。夏、開廷の日は近い。 ソロモンの偽証―第II部 決意―上巻 ISBN:978-4-10-136937-2 発売日:2014/10/01
ソロモンの偽証―第II部 決意―下巻 ISBN:978-4-10-136938-9 発売日:2014/10/01
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有罪か。無罪か。 白熱の裁判は、事件の核心に触れる。 空想です――。弁護人・神原和彦は高らかに宣言する。大出俊次が柏木卓也を殺害した根拠は何もない、と。城東第三中学校は“問題児”というレッテルから空想を作り出し、彼をスケープゴートにしたのだ、と。対する検事・藤野涼子は事件の目撃者にして告発状の差出人、三宅樹理を証人出廷させる。あの日、クリスマスイヴの夜、屋上で何があったのか。作家生活25年の集大成にして、現代ミステリーの最高峰、堂々の完結。 [文庫版特別書下ろし150枚] 涼子の20年後を描く中編「負の方程式」を最終巻に収録。 ソロモンの偽証―第III部 法廷―上巻 ISBN:978-4-10-136939-6 発売日:2014/11/01
ソロモンの偽証―第III部 法廷―下巻 ISBN:978-4-10-136940-2 発売日:2014/11/01
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宮部みゆき畢生の大作『ソロモンの偽証』の発売を記念し、オリジナルTシャツを作成! シンボルマークをさり気なくあしらったデザインで、宮部先生も“かっこいい!”と絶賛!
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