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大特集 あまちゃんと三陸鉄道(5) アキとユイが抜けたトンネル

am5-1.JPG 今日は最終回でした。7月1日、海開きの日に北三陸~畑野間の開通式が、北三陸駅ホームで行われました。市長の挨拶が始まったシーンの画面左に、なんと三陸鉄道の望月現社長が立っていて、驚きました。
 しかもユイがくす玉を割るシーンでは、将棋倒しにも巻き込まれて立派に演技しているではないですか。来年4月の本当の全通式典では将棋倒しにならないよう気をつけてください。
◀三陸鉄道望月社長(左)

 久慈駅はJRとの共同使用駅で、それぞれ駅舎を構えています。ホームも別です。三陸鉄道の車両基地から駅を撮った写真には、左側にJRの車両が映っていますね。右側の方が三陸鉄道のホームです。一番列車も午後のお座敷列車「潮騒のメモリーズ」号もこのホームから満員の乗客を乗せて出発しました。横にはJRの列車が停まっているのが見えました。
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▲(左)三陸鉄道車両基地から見た久慈駅(右)今日の舞台はこのホーム
 このお座敷車両は、平成14年に車内を改装して誕生した車両で、「さんりく・しおかぜ号」という愛称がつけられています。現在は「北三陸号」として10月中旬までの土日運転をしています。12月からは「こたつ列車」として営業する予定だそうです。
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▲(上)出発を待つお座敷列車 投稿:df200-7atさん
(下)「さんりく・しおさい」号の車内 提供:三陸鉄道

 ドラマでお馴染みになった車内ですが、三陸鉄道さんからお借りした写真を見ると、普段はこんな雰囲気で走っているんですね。
「潮騒のメモリーズ」号が畑野に到着しました。前面方向幕にちゃんと「畑野」と入っていましたね。この「畑野駅」は、実際には田野畑駅です。震災直後は駅周辺、線路上に瓦礫が散乱していました。ドラマの震災直後のシーンはここでしたね。
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▲田野畑駅の駅名表
 畑野=田野畑のホームで後片付けをした後、アキとユイはトンネルに向かって行きました。平井賀トンネル(655m)です。そして向こう側の光に向かって走りにくい線路の上を走って行きました。トンネルの向こうに明るい出口がある、わかりやすい終わり方でしたね。(トンネル内の撮影は、白井海岸駅付近で行われたようです。ホームがちょっと映っていました)。
 こうして「あまちゃん」は終わりましたが、三陸鉄道復興はまだまだ道半ばです。アキがつぶやいていたように、今日だけではない、明日も、明後日も現実の世の中は続いていきます。
 来年4月、北リアス線、南リアス線とも全線復旧が予定されています。現実の三陸鉄道復興のドラマはまだまだ続きます。
am5-9.JPG▲田野畑駅からみた平井賀トンネル

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sp-bn.jpg 編集部 田中比呂之(ひろし)

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