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エレクトリック[二二〇枚]/
千葉雅也
一九九五年、雷都・宇都宮。高校二年の達也は東京に憧れ、父はアンプの完成に腐心する。性と家族の旋律が高らかに響く気鋭の渾身作!
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狭間の者たちへ[一六〇枚]/
中西智佐乃
少年は大人になり、痴漢加害者になった。抑圧の連鎖に呑まれた生を繋ぎ止める飛翔作。
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フィードバック/
古川真人
外部視覚装置でついに光を取り戻した妻の視覚。見えてきたのは不可視の社会の影だった。
■■ 連載小説 ■■
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生活(九)[連載完結]/
町屋良平
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大使とその妻(十七)/
水村美苗
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漂流(四十)/
町田 康
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チェロ湖(四十二)/
いしいしんじ
■■ 新潮 ■■
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やどり龍/
青葉市子
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エスニック風カウント/
石田夏穂
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秋の祭りとフィリップ・ケーヌの舞台美術/
久保宏樹
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ゴダールが海辺で自殺を語った日/
松浦 泉
■■ 本 ■■
◆筒井康隆・蓮實重彦『笑犬楼vs.偽伯爵』/大谷能生
◆山崎修平『テーゲベックのきれいな香り』/川本 直
◆大濱普美子『陽だまりの果て』/豊崎由美
◆多和田葉子『太陽諸島』/沼野充義
◆藤野可織『青木きららのちょっとした冒険』/山崎まどか
【対談】
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「命のものさし」で歴史を測る/
斎藤真理子 黒川 創
『彼女のことを知っている』を契機に、四半世紀ぶりに集う韓国文学翻訳者と作家の対話。
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ぼくはあと何回、満月を見るだろう/
坂本龍一
最終回「未来に遺すもの」
最後のピアノ・ソロ。日記のように生まれた新アルバム。今だから明かせる幾つかのこと。
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精神の考古学(最終回)/
中沢新一
第十部 いかにして人は精神の考古学者になるか
遂に明かされたアフリカ的段階の思想の本質。
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弔辞 映画作家吉田喜重を追悼する/
蓮實重彦
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嫉妬と階級の『源氏物語』(二)/
大塚ひかり
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温又柔『祝宴』を読む/
小竹由美子 長瀬 海
【リレーコラム】
街の気分と思考(13)
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ハシビロコウ/
川上弘美
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「ここがあなたの場所よ」/
塩田千春
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小林秀雄(九十二)/
大澤信亮
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地上に星座をつくる/
石川直樹
第百十三回・日常への帰還
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見えない音、聴こえない絵/
大竹伸朗
第二一二回・途上の匂い
【私の書棚の現在地】
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橋本輝幸編訳『Rikka Zine Vol.1』/【書評委員】
高山羽根子
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ダビット・サンデン『この本はよまれるのがきらい』/【書評委員】
乗代雄介
第55回《新潮新人賞》応募規定 [ウェブ応募受付中!]
【選考委員】上田岳弘/大澤信亮/小山田浩子/金原ひとみ/又吉直樹