日本版NSCとは何か
770円(税込)
発売日:2014/01/17
- 新書
- 電子書籍あり
初代NSC局長谷内正太郎氏推薦! 意義・組織・実力・問題点etc.全てを網羅した入門書。
二〇一三年末、第二次安倍内閣で発足した国家安全保障会議(日本版NSC)。では、その内実とはどのようなものなのか――。モデルとなった本家・米国での実情と創設の歴史、日本で考え得る「有事のシミュレート」、その問題点に至るまで、外交・防衛の専門記者がわかりやすく解説する。秘密保護法との関係、憲法との兼ね合い、さらに残された懸念とは?
目次
はじめに
第一章 なぜ日本にNSCが必要なのか?
NSCとはどのような組織か?/日本に創設する意味とは?/従来の組織では対応できないのか?/なぜ安倍首相は創設にこだわるのか?/日米同盟との関係は?/官僚の有効活用ではうまくいかないのか?/「シンクタンクが必要」という発想はどうして生まれたか?/日本版NSC構想に到る経緯とは?/アメリカの真似ができるのか?
第二章 本家NSCとはどのような組織か?
「側近型SA」とは?/SAの必須条件とは何か?/イラン・コントラ事件の教訓とは?/理想のSAとはどのような人物か?/子ブッシュ政権での「問題点」とは?/どういうタイプのSAが失敗するのか?/オバマの失態の背景は?
第三章 日本版NSCは実際、どうなっている?
第一次安倍内閣での失敗とは?/その後、なぜ混迷したのか?/民主党版NSCの改良点とは?/描かれていたシナリオとは?/
有事の際をシミュレートしたら?/「二〇一三年版」構想の問題点とは何か?/屋上屋を架すだけでは?/警察の役割はどうなるのか?
第四章 今後の懸念と課題は?
「安全装置」としての役割は可能か?/「日本版CIA」は必要か?/インテリジェンス・コミュニティーの問題点とは?/特定秘密保護法案との関連性は?/スノーデン事件のインパクトは?/憲法第二十一条との兼ね合いは?/文民統制はクリアできるのか?/NSCの「使命」とは何か?
あとがき
書誌情報
読み仮名 | ニホンバンエヌエスシートハナニカ |
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シリーズ名 | 新潮新書 |
発行形態 | 新書、電子書籍 |
判型 | 新潮新書 |
頁数 | 208ページ |
ISBN | 978-4-10-610552-4 |
C-CODE | 0231 |
整理番号 | 552 |
ジャンル | 政治、軍事 |
定価 | 770円 |
電子書籍 価格 | 660円 |
電子書籍 配信開始日 | 2014/07/18 |